2018.2.5[Mon] 16:00-18:00

コンセプト

世界中の人々が訪れる北海道は、雄大な自然だけでなく、新しい魅力が更新されています。
 北海道の歴史・文化を彩った、人、もの、出来事を表彰し、北海道の魅力を再発見します。

ダイジェスト

当日の様子を写真と映像でお伝えします

授賞一覧

監督賞

山田洋次 栗山英樹 鈴井貴之 板東元

スペシャル主演男優賞

高倉健

主演男優賞

松浦武四郎 葛西紀明 大鵬 大泉洋 ヒグマ(キムンカムイ)

主演女優賞

吉永小百合 中島みゆき 高梨沙羅 辻沙絵 知里幸恵

助演男優賞

キタサンブラック キタキツネ B☆B(ブリスキー・ザ・ベアー) 
カイくん サケ(カムイチェプ)

助演女優賞

 ハナさん(ラベンダー ライラック すずらん ハマナスなど)
ミサキさん(宗谷岬 えりも岬 兜岬 神威岬 弁慶岬など)

撮影賞

シメパフェ 花畑牧場生キャラメル ジュンドッグ 味噌ラーメン ジンギスカン いくら丼

歌曲賞

北島三郎「函館の女」「北の漁場」「風雪ながれ旅」など
サカナクション「ネイティブダンサー」
さだまさし「北の国から」
水曜日のカンパネラ「シャクシャイン」

美術賞

ニッカウヰスキー余市蒸留所 稚内港北防波堤ドーム 旧花田家番屋 
サラブレッド大壁画 頭大仏殿 札幌市時計台 モエレ沼公園 豊似湖

脚色賞

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 RISING SUN ROCK FESTIVAL(ライジング・サン・ロック・フェスティバル)

短編賞

ピップエレキバンCM  ANA全日空CM「でっかいどお 北海道 ~ Nostalgic」  サントリーBOSS北海道 新幹線CM

録音賞

オホーツク海の流氷 タンチョウ鶴の求愛ダンス キタキツネの鳴き声

最優秀作品賞

北海道

受賞スピーチ

監督賞

山田洋次/映画監督

素晴らしい賞を、素晴らしい方からいただきました。大変嬉しいです。 北海道は僕にとっては、この広さとこの寒さと、人柄の温かさ、開放的な温かさというか、それは僕が少年時代を過ごした満州の環境に非常に近いですね。だから、大変懐かしいような思いを抱かせる土地で、だから僕は北海道ロケが結果として多くなったのではないかと思っています。 その北海道の地でこういう賞をいただいたことをとっても嬉しく思っております。どうもありがとうございました。

板東 元/旭山動物園 園長

150年目という節目の年にこのような賞をいただけて、動物たちは多分ピンと来ていないと思うのですけれども、我々スタッフは本当に光栄に思っております。 北海道は、540万人余りの人と、陸上最大の肉食動物ヒグマが数千頭共存している島なんですよね。こういう島って実は地球上に他になくて、本当に奇跡のような島で我々は生活しているんですね。 旭山動物園は、奇跡の島の動物たち、さらに海でつながっている地球上の生き物たちのありのままの素晴らしさを伝え続けてきました。これからもその動物たちと人の心をつなぐ動物園であり続けていきたいと思っておりまして、そのことがきっとその動物たちの未来の灯りになるような、そんな動物園になっていければと思います。 北海道に旭山動物園があって、そのことを誇りに思いながら、これからも自然、動物に畏敬の念をもちながらやっていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

栗山英樹(ビデオメッセージ)/ 北海道日本ハムファイターズ 監督

みなさん北海道150年ということなんですけれども、そういう中で野球をこうやってやらせてもらっている。本当に感謝しています。もう本当に光栄というか、僕がいただいていいのかなというような感じです。 一番印象に残っているのは、1年目に優勝して胴上げの時に、北海道のファンの皆さんが近くにいて胴上げをしたという、多分ああいう経験って他のチームでは、ほとんど僕以外あまり無いと思うんですけど、何か北海道の力で勝たしてもらったという感覚があります。だからすごく嬉しかったし、もう一回こういう風になるんだと思わせてもらったので、一番というとあのシーンが思い浮かびます。 我々がやっていることは微力ではありますけれども、北海道の皆さんがさらに元気になるようにこれからもプレーで頑張っていきますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

鈴井貴之(サテライトMCブースより)/ 放送作家

そうそうたる方々の中に混じっちゃって、紛れ込んじゃったみたいで申し訳ございません。 僕もテレビドラマや映画をちらっと作らせていただいておりますけれども、「水曜どうでしょう」に関しては、僕と出演者の大泉 洋、そして藤村、嬉野というディレクター4人でひとつの番組というように思っておりますので、僕がということじゃなくて、4人で一緒にこの賞を受賞させていただいたと感じております。

スペシャル主演男優賞

高倉 健 / 俳優

[羽鳥慎一さん]
主演男優賞の受賞者の発表前に、北海道の素晴らしさを映画で伝え続けたある方に、敬意の気持ちを込めて、「スペシャル主演男優賞」を贈らせていただきたいと思います。その方は、高倉 健さんです。
(映像ナレーション)
拝啓 高倉 健さん お元気ですか。
「鉄道員(ぽっぽや)」でみせた家族を想う孤独な男。「幸せの黄色いハンカチ」でみせた愛を追い求める不器用な男。「網走番外地」では、北の大地で暴れ回った。 いつも北海道を男のロマンに染め抜いてくれたあなたへ、こころを込めて主演男優賞を贈ります。
いつまでも見守っていてください。
[羽鳥慎一さん]
高倉 健さんは生涯で出演された205本の作品のうち、30本以上が北海道で撮影された作品です。ある対談では、インタビュアーから「北海道が舞台の映画が多いですね」と言われて、健さんは、「僕は役者の中で一番多いんですよ。ただ、まだ道民栄誉賞はもらっていません」と、笑いながら話されていたようです。高橋知事、聞こえましたか。はい。 いま北海道立函館美術館で、「追悼特別展 高倉 健」が行われております。この追悼特別展は、昨年から釧路、帯広、札幌と道内を巡っております。北海道を愛した高倉 健さんが今も息づいています。 このトロフィーをご用意させていただきました。今でも格好良く私たちの心の中にずっと生き続けている高倉 健さんに贈りたいと思います。 高倉 健さんあらためまして受賞おめでとうございます。

主演男優賞

葛西紀明(ビデオメッセージ)/ スキージャンプ選手

みなさまいつも応援ありがとうございます。葛西紀明45歳になりました。 すごく嬉しいですし、北海道に生まれて改めて良かったなと思います。ありがとうございます。 僕が育ったところは下川町という小さなまちですけれども、まちぐるみでスキージャンプ選手を応援してくれているということなので、本当に感謝しております。 体調はいいですね。最後は仕上げて、しっかり成績を出したいなと思っています。45歳でもまだまだ世界で戦っていけるというところをお見せしたいと思っておりますし、みんなが元気になるようなジャンプをしたいと思っておりますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします。

大泉 洋(ビデオメッセージ)/ タレント

北海道150年記念キタデミー賞主演男優賞に選んでいただきまして誠にありがとうございます。1996年に「水曜どうでしょう」という番組が始まったわけですけれど、やっぱり当時は、北海道の人がなかなか見られなかったり、東京に行かなきゃ見られなかったりするものが多い中で、逆転現象みたいなものが「水曜どうでしょう」には一瞬起きて、北海道に来ないとあの番組は観られなかったので、昔は。そういう番組があってもいいんじゃないかなっていう思いが当時はありました。すごくローカルタレントでありたいというのかな。北海道でしか見られないもの、北海道でしか活躍しないタレントだとか、なんかそういう存在にすごく憧れていたという思いがあるし、北海道の良さっていうものを全国に発信していきたいという思いもありますし、相変わらず北海道でしか見られないコアな北海道の面白いものっていうのも作っていきたいなという思いでいっぱいです。 この度は主演男優賞という賞をいただきまして、すごく嬉しい賞でしたね。ただまぁ、ヒグマも獲っているっていうのが若干何かこう・・・ヒグマねっていう。北海道に来て大泉洋を見たっていうのと、ヒグマを見たっていうのだったら、多分、ヒグマを見たっていう方が嬉しいですよね。 とても嬉しい賞でございました。これからも北海道のために頑張っていきたいと思いますのでどうぞ応援してください。ありがとうございました。

主演女優賞

主演女優賞プレゼンター 樹木希林 / 俳優

60年以上前に、私は薬剤師になるべく薬科大学を受けるのでちょうど今頃猛勉強しておりました。だんだん苦しくなりまして、父親が北海道の夕張に、友達に会いに行くというのでくっついてまいりまして、夕張の裏の山に雪がいっぱいに積もっておりました。そこを子どもたちが滑っている。私も板に乗ってずーと滑って、下に降りた途端にドンと尻もちをついて足を折りました。結局、受験はできませんでした。 そのあと、文学座の試験がありまして、それには間に合って。結局、あのときに夕張に来て足を折っていなければ、今頃薬剤師になって薬事法違反かなんかでえらいことになっていたと思います。今では役者になれて、ありがたかった思い出です。

吉永小百合 / 俳優

ありがとうございます。初めて北海道に来たのは、15歳の時でした。「疾風小僧」というアクション映画で、まだ旭川には空港がなくて、千歳でプロペラ機を降りて長い長い道のりを車でまいりまして、大雪山のふもとの天人峡というところでロケをしました。15歳ですからホームシックになって泣いたことを今でも覚えております。 けれども、そのあとスキーや乗馬で北海道にたびたび来ることになって、すっかり「北海道オタク」になりました。 そして、近頃はたくさんの映画を北海道の方たちのお力を借りてつくることができております。本当に北海道に心から感謝しております。今日はありがとうございました。

辻 沙絵 / 陸上競技選手

今日はこの素晴らしい会で、素晴らしい賞をいただくことができて本当に嬉しく思います。 いつも北海道に来たら言っている言葉があるので言わせてください。 「ただいま!」。(拍手)ありがとうございます。 私は北海道で生まれ、衣食住すべてに北海道が詰まっています。この北海道からもらったパワー、道産子パワーでこれから行われます2020年の東京オリンピック・パラリンピックで金メダル獲得、そしてその先の社会で、いろんな人が笑顔で過ごせる共生社会をつくっていけたらなって思っております。 これからもご声援をいただけると嬉しく思います。本当に今日はありがとうございました。

高梨沙羅(ビデオメッセージ)/ スキージャンプ選手

大変恐縮ながらとても嬉しい気持ちでいっぱいです。 地元がスキージャンプの盛んな土地でなかったら、今自分はこの競技をやっていないと思いますし、兄もジャンプをやっていて、父もジャンプをやっている中で始めたので、特にこの大倉山のジャンプ台は、札幌のまちからその向こうの方までまちが見渡せるので、すごく飛んでいても気持ちいいです。ゲートまで向かう最中に、その景色をみて心がすっきりして飛べると思うので、すごく好きなジャンプ台のひとつではあります。 北海道という土地に支えてもらってきたので、そこで恩返しができるような結果を残せるように自分のベストを尽くして頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

助演男優賞

カイくん / 犬のタレント(北海道犬)

やっぱり予想外です。おめでとうございます。(ダンテ・カーヴァーさん発言)

B☆B / 北海道日本ハムファイターズマスコットキャラクター

14年間マスコットを務めてきましたが、皆様のご声援のお陰でこられました。 今年は球場を離れ、北海道へ恩返しをしながら、主演男優賞を目指します。

メロン熊(落選)/北海道物産センター夕張店マスコットキャラクター

この悔しさをバネにして、甘い夕張メロンをつくろうと思います。

歌曲賞

北島三郎

ありがとうございます。私はこの北の大地で生まれ、18歳まで故郷(さと)の上磯郡知内 にいました。そして、函館の高校を卒業と同時に、歌手を夢見て津軽海峡を青函連絡船に揺られて東京へ向かいました。 お陰で、歌手にさせていただきました。そして歌手になってから、夏には必ず大事な北の大地へ、生まれ故郷のさとに帰ってきます。春に来たり、夏に来たり、秋に来て、そして寒い冬にも、一年中いつ来てもこの四季の素晴らしい北海道は私の自慢のひとつです。 どこへ行っても、「北海道へ行こうや」「北海道は素晴らしいぞ」「食い物うまいぞ」「いろんなものがみられる」「のんびりできる」「ゆっくりできる」「気持ちが雄大になれるからおいでよ」といわれるその北海道に生まれて、こんな立派な賞をいただいて、ありがとうございます。

コムアイ/ 水曜日のカンパネラ(ビデオメッセージ)

皆さんが口コミで「シャクシャイン」を歌ってくださったり、広めてくださったりしたので、北海道の人たちに私たちを売ってもらったとう感覚があります。歌詞で一番好きなのは「冬はさび-な」というのがあって、力が抜けているところです。冬はやっぱしさびーな。

山口一郎 / サカナクション(ビデオメッセージ)

この曲(「ネイティブダンサー」)は、僕らが北海道から上京し最初に作った曲です。自分の心象風景はすべて北海道なので、これから作っていく新しい曲にも、自分がそのとき感じとっていた北海道の景色や匂いを込めていけたらと思っています。

最優秀作品賞 北海道

代表スピーチ 北海道知事 高橋はるみ

感動しております。 「キタデミー賞」という、この賞の流れ、最後はこうかなと思いながらも、今、最優秀作品賞をいただきまして、本当に嬉しく思っております。 先ほど、画面いっぱいに、北海道150年の歴史を、映画のダイジェスト版で綴っていただきました。私たちのふるさと北海道がこの賞をいただいたこと、道民を代表して心から感謝を申し上げます。 先人の方々、この北海道の自然の恵み、それを知恵と工夫で、最大限、様々に生かしながら、この150年を紡いできていただきました。この歴史、長いようで、短いようで、でも私たちは、先人の方々に心から感謝を申し上げる次第でございます。 先ほど、主演女優賞に画像が出ておりました知里幸恵さん。アイヌを代表する大変聡明な女性でした。あの知里さんをはじめとするアイヌの方々、そのアイヌの方々をはじめとする、すべてのこの150年を紡いでいただいた先人の方々に、心から感謝を申し上げます。 今、北海道は、世界に多くのファンを抱える星になっております。そしてこれからは、現代に生きる私たち一人ひとりの道民が、「主演」をしていかなければならないと思っております。 先人が築き上げたこの北海道を、151年目、152年目、そして200年目に向けて、さらに素晴らしい高みを目指していくために、私たち道民は、一歩一歩、さらに頑張っていきます。 その決意を、道民を代表して申し上げて、この賞の受賞の御礼に代えさせていただきたいと申します。本当にありがとうございました。

スペシャルトーク

[羽鳥慎一さん(MC)] おめでとうございます。この北島さんの存在感、ヒグマも一歩下がるという話を聞いたこともありますけれども、ちょっとお話をお伺いさせていただきます。北島さんは先ほどもご紹介させていただきました楽曲、本当に一部ですけれども、なぜ北海道の曲をたくさん歌い続けてこられたのでしょうか。

[北島三郎さん] 歌手になったときに、作詞星野哲郎さん、作曲は船村徹先生なんです。星野哲郎さんが私の顔をみて、まだ「北島三郎」になる前、レッスンをしているときに、「どうもあんたの顔を見ていると、潮のにおい、海のにおい、北の海のにおいがするんだ。だから涙の終わりの一滴、ゴムのカッパに染みとおるという、そんな歌ができたんだ。」と言って、「なみだ船」からはじまって、北の歌が圧倒的に多くなったんです。今日、吉永さんもいらっしゃいますけど、ちょうど私が新人賞を「なみだ船」でもらったときに、吉永さんと橋幸夫さんが「いつでも夢を」でレコード大賞を獲った。久しぶりにお会いできてすごく感激です。北海道はどこへ行っても自分の故郷の大事なところだと思いますから、本当に私の大事な誇りのひとつです。ありがとうございます。

[羽鳥慎一さん] 歌手としてもそうですけれども、俳優としてのお気持ちはいかがでしょうか。

[北島三郎さん] 俳優ねぇ。今日は監督もいらっしゃったですし。顔はまあ昔から良い顔していますから。皆さん、顔はしょうがないと思うのですけど。元来、映画も好きでした。鶴田浩二さんや先ほど出ました高倉健さんやら、いろいろな映画をやらせていただきましたけれども、どちらかというと歌手ですからね。ただ、ハワイに行ったとき、私が「暴れん坊将軍」を演ってましたときに頭(かしら)だったんですね。ハワイの方は私のことを「はしら。はしら」と呼ばれて。その意味では、映画もまた機会があったらやってみたいなと。 山田監督と、相手方に吉永小百合さんがいて、そこに樹木希林さんがいて。やってみたいなと思います。

[羽鳥慎一さん] やりましょう。北島さんのご提案でございます。  北島さんが北海道に帰ってきたなと感じる瞬間はどういう瞬間ですか。

[北島三郎さん] 北海道に着きますと迎えてくれる北海道の風。それからまず景色を見ます。それから故郷へ帰ったときには、すぐ眠くなるんです。それは、北海道の自然がそうさせてくれるんです。「都会で、厳しい思い、神経使っているんだろう。よく帰ってきたな。まあ、ゆっくり休みな」って、すぐ眠くさせてくれるんです。だから北海道に来ると安心して寝てばっかりいるんです。それほどゆったりとできる、心の癒せる、のんびりできる北海道が大好きです。  それからトンネルができました。この150年の間に一番びっくりしたのは、北海道と本州はつながらないなと思っていたんですが、立派につながって、今は日本中ずっとつながってますものね。 そして、私はいつも思います。こちらから列車が本州に向かって行くときは、北海道の風を列車が運んでくれます。本州から北海道に来るときは、本州の風を列車が運んでくれる。こんな素敵な北海道と本州が結ばれたことにすごい誇りと、そのような北海道に生まれたことに幸せを感じて改めて感謝申し上げます。

[羽鳥慎一さん] 最後にひとつ。キタサンブラックのどこに惹かれましたか。

[北島三郎さん] この頃は私よりもブラックの方が有名になってしまいました。キタサンブラックを仔馬で見たときに、目が素晴らしかったです。体よりも目が「俺を好きになってほしいな」という目でじっと見られたときに好きになってしまいました。それが縁で私はこの馬を購入したんですけども。お陰で走ったのよー。本当によく走ってくれました。今では神様からの贈物だと思ってキタサンブラックに感謝しています。北海道というのは、馬もそうですけども、いろいろな意味を含めまして。羽鳥さん、あなたも北海道に住みなさいよ、これから。

[羽鳥慎一さん] そうですね。せっかく来て日帰りしている場合じゃないと思うんですよ。

[北島三郎さん]  山形からこっちに来て頑張っているあなたも、ずっと北海道に住んだ方がいいですよ。

[石沢綾子さん] はい。住みます。

[羽鳥慎一さん] 簡単ですね、随分。  それでは、住民異動の手続きをさせていただきたいと思いますので、その際にはアドバイスをお願いします。

[北島三郎さん] 北海道は本当に自慢です。私も北海道の歌い手の代表の一人として、頑張ります。どうぞよろしくお願いします。


[樹木希林さん] 私はね、年に一度は絶対食べなきゃいられないものがありまして、それがやたら高いんです一人前が。それで人におごるというのがちょっとはばかれるので、相棒を探すんですけどなかなかいないんですね。 ある日、小百合さんが「太郎におごってもらいましょう」と。犬のタローじゃないですよ。太郎って誰ですか。小百合さんの旦那さん。一週間前に高いものをおごってもらいました。ごちそうになりました。

[吉永小百合さん] こちらこそ。

[樹木希林さん] そして、最後、さよならってするときに太郎と抱き合いまして「生きていたら来年もお願いします」と。そんな具合でした。 今日はね、旭山動物園の園長先生もいらしている。だから、珍獣だとしたら何なのかを考えろってプロデューサーに言われて。結局、私はペンギンだなと。ペンギンの一羽で、ちょっと横を向いちゃうペンギンかなと思ったのです。小百合さんは、さっきのシロクマ。あれいけますね。ザブーンと水に入って。好きでしょう泳ぐの。

[吉永小百合さん] 泳ぐの好きですよ。でも、クマですか。

[樹木希林さん] そうそう。いいじゃないですか。

[吉永小百合さん] カッパかと思ったら。

[樹木希林さん] いいじゃないですか、クマで。シロクマいいですよ。 そしてね、今日はね、高橋はるみ知事がみえている。その人の伝記、映画をやるとしたら、小百合さんが主演だと言うんですよ。それで「どういう顔しているの。高橋知事って」と。 そしたら、結構まとまっているんですよね。それは持ち上げておきますけど、でもエピソードが無いわよね、多分。何か、逮捕されたりとか、いろんなことしてないでしょう。不倫とかいろいろないでしょう。そうすると、やっぱり映画にならないの、残念ね。 私は、失礼な奴で、小百合さんに、あなたの歌のことを言ったことがあるのね。

[吉永小百合さん] 昔ね。樹木希林さんではなくて、悠木千帆さんという方から「あなた歌ヘタね」って言われたことがあるんですよ。

[樹木希林さん] いや本当にね。ところがその言い方は、日活のある女優さんが歌っているのをその本人から聴かされて「うわぁヘタだな」って思って。それで「小百合さんもヘタだと思ったけれど、あなたはもっとヘタね」という話をしただけのことで。 でも、その後、私が郷ひろみさんと「殺人現場に~♪」ってやったんですよ。そしたらそれを聴いて、小百合さんが「あなたも、・・・ねぇ」って。

[吉永小百合さん] そんなこと言いませんよ。怖くて。

[樹木希林さん] あっはははは。そんな具合で。でも映画が好きで。

[吉永小百合さん] 希林さんもずっと映画に出続けていらして「あん」という映画を観ましたけれども、素晴らしかったですよね。

[樹木希林さん] ありがとうございます。

[吉永小百合さん] そして映画の封切りが終わったあとでも、いろいろ全国津々浦々、外国の映画祭にも行っていらっしゃるんですよね。 さっき羽鳥さんが、北海道がフィンランドに似ているとおっしゃいましたけれども、ヘルシンキの小さなカフェに「あん」のポスターが貼ってあったんですね。私とても感動して、すぐ希林さんにお知らせしなきゃと思いました。

[樹木希林さん] 本当に、それは偶然入ったパブか何かの。そんなことを言われて。 でも、私も北海道の作品が、ひとつあるんです。

[吉永小百合さん] えっ何ですか。

[樹木希林さん] 今から50年前、小樽駅で撮った、仲代達矢、佐久間良子主演の「旅路」。覚えてないでしょう。もう生きている人、随分いないんじゃないでしょうかね。50年前に撮ったんですよ。それがここの隣のホテルに400~500本ほど北海道ゆかりの映画作品が展示されていますけれども、それには入っていませんでしたね。

[吉永小百合さん] そうですか。1本だけ。

[樹木希林さん] あなたは?

[吉永小百合さん] 私は7本です。それでも少ないですよね。 山田監督は12本、お撮りになって。

[樹木希林さん] 高倉健さんは30本。

[吉永小百合さん] すごいですよね。それだけ魅力がありますよね。

[樹木希林さん] なぜ、私が北海道の映画に出ないか分かりますか。

[吉永小百合さん] どうして?

[樹木希林さん] すんごい予算がかかるんです。あなたは大予算の中のスターでしょ。私は低予算の中にちょこちょこっと入れてもらっている。北海道に来るには、お金がかかるんですよ。

[羽鳥慎一さん] 私の希林さんの思い出もひとつだけお話しさせていただいてよろしいですか。子どもの頃ですけれども、ピップのCMを拝見いたしまして。 今、これは観られるんですか。いいですか。

[樹木希林さん] お願いします。(CM「ピップエレキバン」放映)

[羽鳥慎一さん] 覚えていらっしゃいますか。

[樹木希林さん] ええ。あの会長がいたからですね。

[羽鳥慎一さん] 希林さん、比布ってアイヌの言葉で「石のごろごろしたところ」という意味なのだそうですが、そういう場所でしたか。

[樹木希林さん] 全然違いました。ということは、かつては石がごろごろしていた場所だったのでしょう。そういうところを開拓したんでしょう。そこを、あそこまでするということは、どれだけの人の涙が積まれているのかと思いました。今、聞いて。

[羽鳥慎一さん] 「北の零年」を観たときも、本当に開拓って、大変なんだなって感じました。

[吉永小百合さん] 150年前ですよね。

[羽鳥慎一さん] そうですね。

[樹木希林さん] いいわよ。あなたなんて開拓も何もそんな。全然、知らなそうな感じで。

[羽鳥慎一さん] 開拓されきったところに登場いたしました。本当に申し訳ございません。いま、世界中からこの北海道という魅力あるまちに来ているわけです。希林さんが思う北海道の魅力ってどういうところでしょうか。

[樹木希林さん] 急に振らないで。私はもう本当に寒いとこ嫌なの。でも北海道のお陰で役者やっているんですから感謝しなければいけない。もう後期高齢ですから、勘弁してください。 小百合さんは、次回の「高橋はるみ物語」を。

[吉永小百合さん] ぜひ、お願いいたします。

[羽鳥慎一さん] 知事も、これから激動の人生を積み重ねないといけないといことになりますけれども。 吉永さん、この北海道の魅力ってどういうところにあるのでしょうか。

[吉永小百合さん] やっぱりスケールの大きさですよね。それから、人情の良さ、食べ物の美味しさ。とにかく景色を見ているだけでも心が和みますし、私もひとりぼっちのときに、仕事の合間に、石狩川の河口に行って一人で一日過ごしたことがあるんですよ。それだけで心が和みました。

[羽鳥慎一さん] 自然のもとに癒やされるというのが北海道だということになるのでしょうか。 希林さん、今日はあったかいですって。

[樹木希林さん] そうらしいですね。すごい寒かったけれどもね、いや本当に。

[羽鳥慎一さん] これが北海道の良さですから。

[樹木希林さん] ありがとうございます。


朗読 樹木希林さん
知里幸恵編訳「アイヌ神謡集」



[羽鳥慎一さん] さあお二方をここでお迎えしておりまして、これからひとつちょっとやらせていただきたいことがございます。実は、みんなで一緒に歌をうたってみようじゃないかということでございます。ちょっと聞こえてきておりますけれども、これは日本のテーマソングといってもいいと思います「いつでも夢を」。どうでしょうみなさん一緒に歌ってみませんか。さあそしていま、若者たちがたくさん出てまいりました。北海道札幌旭丘高校合唱部のみなさんです。この合唱部のみなさんと、そして会場のみなさんと一緒に歌をうたっていきたいと思います。

[羽鳥慎一さん] 北島さんがマイクを持っていらっしゃる。

[北島三郎さん] 会場のみなさん一緒に歌いましょうか。上の方のみなさんも一緒にお歌いください。よろしくお願いします。よくご存じの歌ですからよろしくお願いします。

[羽鳥慎一さん] 北島さんの歌声も、ぜひお伺いしたいと思います。 では、「いつでも夢を」。みなさんご準備はよろしいでしょうか。 150年の北海道です。151年目の夢に向けて「いつでも夢を」。

開催概要

開催日

201825日(月)
(開場/午後3時 │ 開演/午後4時)

場所

ニトリ文化ホール
(札幌市中央区北1条西12丁目)

参加者

2,000

主催

北海道150年 映像と音楽による特別イベント実行委員会
(北海道新聞社 北海道テレビ放送  北の映像ミュージアム 北洋銀行 北海道銀行 JTB北海道 イオン北海道 北海道)

北海道ゆかりの映画作品や楽曲、エンターテインメント等を活用して、ふるさと北海道や先人の足跡を学び、発信します。

イベント内容

北海道ゆかりの人物、歌、もの、出来事などを、授賞式形式で紹介しました。
北海道が舞台となった映画作品を、特別ダイジェスト編集で上映しました。
また、北海道にまつわるトーク、合唱を行いました。

出演者

樹木希林さん 北島三郎さん 山田洋次さん 吉永小百合さん
辻沙絵さん 白戸家のお父さん B☆B 北海道札幌旭丘高等学校合唱部 ほか

司会者

羽鳥慎一さん 福井謙二さん 鈴井貴之さん 
石沢綾子さん 森さやかさん